ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2025.9.8 16:29

「ゴー宣DOJO」面白かったです!

「ゴー宣DOJO」、小林先生が入院以前よりも若く見えて、
ネットを通して視聴していても、声にエネルギーがあったので、
良い意味でびっくりした。
病気で痺れや麻痺などが残ったとき、
本人の心もすっかり「病後の人」になってしまい、
物事を熱心にやれなくなる、挑戦しなくなるということも
あるだろうと思うけど、後遺症がありながらも、
突破していく活力をみんなの前で見せて下さっていたところが、
「病後の強者」という感じがして、新鮮で心に残った。
「あさまでなまてれび」も言えていた。

森暢平さんのお話は、すごく詳しいのに理解しやすかったし、
にこにこ微笑みながら、辛辣なことをおっしゃるので笑ってしまった。

秋篠宮さまは、悠仁さまの成人式を、あえて私的な祝宴として催した
んじゃないかなと私は思う。
皇位をつぐお気持ちはなく、愛子さまにと願っておられるのだと思うし、
立皇嗣の礼のように、盛大に政治利用されると困る、
小室夫妻が出席するのか否かという動向にまで話題が及ぶし、
私的に祝う形が良いと判断されたのでは?

また、世界的には、保守が王室を批判しがちで、
リベラルが王政を支持する傾向が出ているという話も印象に残った。
日本の場合は、

「保守ならば男系でなければならない」
「女性天皇、女性差別を訴えるのは左翼・リベラルだ」
という言論のルールみたいなものが形成されていて、
特に政治家になると、このルールの雁字がらめにならなければ
認められないという異常事態が起きている。
自由民主党のくせに言論の自由を認めないという、ひどい世界だ。

「政治的には、そういう直球の言い方ではなく、周りから固めるほうが…」
という言い分を何度も聞いたけど、
そういうやり方をとること自体がルール化しているだけなんじゃ?
突破力がないだけなんじゃ? などなど疑念がわいてしまう。

今回いちばんのめり込んで聞いたのは、
日本は、外交上ずっと負け続けて、国民性まで変えられているんだ、
という「戦争論」が語られた場面だった。
日本人の精神そのものを崩壊させる構造改革にすっかりやられて、
もはや、それをやられていることにすら気づかない段階に入っており、
人間関係や生活様式ひとつにも影響を与えている。
もちろん、政治家の態度にも。

 
たしかに日本人は、自分の国のことをちゃんと説明できない人ばかりだと思う。
骨粗しょう症みたいに、精神がスカスカになっていて、
その隙間に入り込んだ明治時代のキーワードが、気持ちよくてすがりつき、
自己満足してしまう。
偉人の名言集だけを読んで、なぜか達観した気分になるのと似てるのかな?
それとも、お湯入れ3分のインスタント麺で、腹を膨らませるのと似てるかな?

そんな精神スカスカで、脳の血管の詰まった男系カルトはもう退場させないと。
共産党を「共産党? いまどき? フフッ」という感じで嘲笑して、
頭数に数えないというノリがたまにあるけど、
男系カルトこそがそういう扱いを受けるべき存在だと思う。

あと、マイクなのか、回線の都合なのか、ボツボツという音が何度も入り、
一部、聞き取れなくなったところがありました。
改善できたらいいけど、基本的には会場に参加しないとね。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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